ハワイで財布とパスポートを紛失 まず何をする?【スタッフ実録】
- Posted By Etsuko
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今日のブログでご紹介するのは、当社スタッフがハワイでインターンシップとして働いていたときの出来事です。
目次
出勤前にいつものバッグを見たら「財布がない」
当時の私は、ハワイのウォーターパークでインターンシップをしていました。
朝、仕事へ行こうと、いつも通勤に使っていたバッグを覗いてハッとしました。
財布が入っていないのです。
存在感のある紫色の長財布なので、ひと目でそこにないことはわかりました。
最後に財布をかばんから出したのは、前日の夕方に行ったドン・キホーテのレジ……
財布の中には、銀行でおろしたばかりのその月の食費、700ドルと、銀行の窓口で提示するためのパスポートも財布に入れていました。
すぐにカードを停止 記憶をたどると……
すぐに探しに行きたい気持ちは山々でしたが、その時点で始業時間まで15分。
今さら「今日お休みします」とはいえない状況でした。
財布とパスポートを一度になくしたことにショックを受けつつ、ひとまず各クレジットカード会社に電話をして、すべてのカードを利用停止にしてもらいました。確認してもらったところ、その時点では前日の夜から朝にかけての利用記録はないと聞き、一安心。あとはパスポートの紛失手続きです。
まさかパスポートをなくすとは思ってもいなかったので、一体何をすればいいか、検討もつきません。
慌てて外務省のウェブサイトを確認したところ、下記のようなことが書いてありました。
以下、外務省のウェブページからの引用です。
海外でパスポートを紛失し新たな旅券を発給する場合は、以下の書類が必要です。
- 紛失一般旅券等届出書(ダウンロード申請書又は、大使館・総領事館に備え付けのもの) 1通
- 警察署の発行した紛失届出を立証する書類又は消防署等の発行した罹災証明書等
- 6か月以内に撮影された顔写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉
- その他参考となる書類(必要に応じ、本人確認、国籍確認ができるもの)
引用: 外務省海外安全ホームページ
「警察に行くのか……なんだか大ごとになっちゃったな………」。
そう思いつつ、改めて記憶をたどると、前日、ドンキホーテのレジで会計を終えた私は、銀行に立ち寄った後、店内のトイレに行ったことを思い出しました。
「間違いない。あそこだ!」
職場帰りにドンキへ 予想外の結末!
忘れた場所はほぼわかりましたが「海外のトイレに大金とパスポートが入った財布」をむき身で忘れた時点で、もう見つからないだろうとは思っていました。たとえ出てきたとしても、中身はきっと空っぽなんだろうな……
とは言え、財布そのものもとてもお気に入りものだったので、万が一の可能性にかけ、仕事が終わるや否や一目散にドン・キホーテのカスタマーサービスデスクに向いました。「これで見つからなかったら、警察へ行って被害届を出そう」と思いつつ、スタッフに財布の大きさ、色など特徴や中身などを伝えて待つこと数分。スタッフが何かが書かれたリストを見たと思ったら、後ろのキャビネットの中を確認しています。
もしやこれは……!? と希望が見え始めたところで、スタッフが何かを手に持ってこちらを振り返りました。
「これかしら?」
そこにあったのは、紛れもない、私のあの財布でした。念の為中身を確認すると、お金もカードも、パスポートも入っている!!
置き忘れからおよそ24時間、まさか見つかるなんて……驚くと同時に、感動しました。
ハワイがますます好きになった
スタッフによると、私の財布は2階の駐車場で拾われたとのこと。
私は2階には行かなかったので、なぜそこで拾われたのかは謎ですが、ひとまず見つかったことに、ほっとしました。
届けてくれた方、ありがとうございます!
無事にお金が戻って来たので、そのまま店内で夕食の買い物をしていたところ、ばったり職場の人に遭遇しました。
嬉しかった私は、すぐに財布が無事見つかったことを伝えると、彼女はとても喜び
You made my day!!
と言って、ハグしてくれたのです。
You made my day. は、いいことをしてもらったり、いい話を聞かせてもらったときに「おかげで私もいい日になりました」とお礼をいう言葉です。私の嬉しい話を聞いて、こんなに喜んでくれるなんて(涙)。ハワイの人たちが、これまで以上に大好きになりました。
その後、クレジットカード会社に利用再開の手続きのため電話をしたところ、対応してくれたコールセンターのスタッフが「よかったですね!」と喜んでくれたのも、いい思い出です。当社ではハワイで体験した”いい話”を、「ハワいい話」と呼んでいますが、この日の体験もハワいい話の一つとして、私の記憶に残るものになりました。
ハワイでものをなくした場合はどうする?
今回のスタッフのケースでは、無事財布もパスポートも出てきましたが、もし、なくしたものが、紛失場所(学校、スーパーモール、バスなど)に問い合せても見つからなかった場合は、警察に届出を行い、紛失届け(Police Report)を発行してもらいましょう。
ワイキキビーチにも、ホノルル警察署の派出所があります。
なお、紛失ではなく盗難の場合も、警察への届出と Police Report は必要です。
日本出発前に携行品の盗難が補償対象となる海外旅行傷害保険に加入していたとしても、Police Report がなければ保険金は請求できません。携行品損害の補償対象や保険金請求の手順については、加入した保険会社に確認しましょう。
スマホ、クレカ、パスポートの紛失・盗難は要注意!
なお、以下のものをなくしたり盗まれたりした場合は、特別な手続きが必要になります。
携帯電話・スマホ
警察に届ける前に携帯電話会社に連絡し、利用停止の手続きを行います。パソコンやタブレットがあれば、オンラインで連絡や手続きも可能ですが、そういったものがない場合は、滞在先の電話や公衆電話使う必要があります。日本出発前に携帯電話会社の連絡先をメモしておきましょう。
クレジットカード
警察に届ける前に、クレジットカード会社に連絡し、利用停止の手続きを行います。日本出発前にカード会社の連絡先をメモしておきましょう。
パスポート
パスポートは帰国時に必ず必要なものです。すぐに警察に届け出を行いPolice Reportを発行してもらうとともに、在ホノルル日本国総領事館に連絡をします。領事館では、必要書類を提出することで、パスポートを発給してもらうことができます。帰国日が迫っており、パスポートの発給が間に合わない場合は、一時的な渡航書を発行してもらうことで帰国が可能です。
在ホノルル領事館 (パスポートを紛失している場合の申請)
外務省 海外安全ホームページ (パスポートについて)