「ハワイ伝説」雪の女神:  ポリアフとアイヴォヒクプア

  •  Posted By Shigeko
  •  2018年09月27日

「ハワイ伝説」雪の女神:  ポリアフとアイヴォヒクプア

常夏のイメージが強いハワイ。近くを流れる暖流のおかげで、朝晩は冷えても日中は一年中海水浴が楽しめます。その反面、ハワイでも雪が降る場所があります。ハワイ島の「Maunakea(マウナケア山)」という山です。

ニュースでキラウエア火山の噴火活動の様子が報道されていたためご存知の方も多いと思いますが、ハワイ島と言えば「火山の島」です。一方、島の反対側に位置するマウナケア山は、冬の間は雪で覆われていて、なんとハワイにいながらスキーも楽しめるという環境。富士山よりも高い標高4,205mの頂には、美しい雪の女神・Poliahu(ポリアフ)が宿るといわれています。その冷ややかな目元は、マウナケア山の山頂に降る雪のよう……

そんな Poliahu も、実は燃えるような恋をしたことがあります。

女神ポリアフの伝説 – アイヴォヒクプア Aiwohikupua –

雪のように白く美しい Poliahu が、ハワイ島の海岸を散策していたときのこと。ハワイ島を訪れていた美しいカウアイ島の王子・Aiwohikupua (アイヴォヒクプア)と出会います。2人はあっという間に恋に落ち、結婚の約束を交わしました。Aiwohikupua は誓いの証として、真っ白なケープを Poliahu に贈りました。

結婚式のためカウアイ島へ向かう2人。ところが、行った先には、Aiwohikupua の婚約者であるマウイ島の王女が待っていました。実はこの若きカウアイ島の王子 (Aiwohikupua) とマウイ島の王女 (Hina) の間では、すでに結婚が決まっていたのです。

かわいそうな Poliahu は熱い想いは打ち砕かれ、目には雪のような冷たさを湛えながら、ハワイ島のマウナケア山に帰っていきました。Aiwohikupua にもらった真っ白なケープをまといながら・・・。

あたりは急に冷気につつまれ、恐怖におびえたマウイ島の王女は Aiwohikupua を捨て、故郷へと帰っていきました。Aiwohikupua は、Poliahu が残した冷気により、ついには命を落とすことに……。いまでも Poliahu はマウナケア山に暮らし、山頂に雪を降らせていると言われています。その景色は、まるで Aiwohikupua が贈った白いケープをまとったよう……。

実は、女神ペレの伝説:オヒアレフア でご紹介した火山の女神 Pele も、Poliahu と同じハワイ島に住む女神です。Pele は Poliahu に何度も戦いを挑みますが、Poliahu が全戦全勝しているとか。Poliahu 強し!

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