カウアイ島 留学の魅力とは?現地スタッフに質問!

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カウアイ島 留学の魅力とは?現地スタッフに質問!

ハワイ大学系列の2年制大学、Kauai Community Collge(カウアイコミュニティカレッジ)は、カウアイ島で一番大きな街、リフエにあります。同校で国際プログラムコーディネーターとして留学生のサポートを担当する Kyoko Ikeda さんに、カウアイ島留学や留学生の生活について、お話をうかがいました。

カウアイ島って?

ホノルル空港から国内線で約40分、「ガーデンアイランド」という呼び名からも分かるように、カウアイ島最大の魅力はその豊かな自然です。映画「ジュラシックパーク」のロケ地、あるいはディズニー映画「リロ&スティッチ」の舞台として、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

Kauai Community Collge ってこんなところです

カウアイコミュニティカレッジは、10のキャンパスを持つハワイ大学システム(University of Hawaiʻi System)に所属する2年制大学の1つ。
四年制大学への進学のための Liberal Arts (一般教養)、職業訓練のためのコースのほか、ポリネシアの伝統的な航法を学ぶ、Polynesia Voyaging (ポリネシア航海術)といったユニークなプログラムがあるのも、同校の特長です。

Q: カウアイコミュニティカレッジ(以下カウアイ CC) の学生数、留学生数を教えて下さい。

全校生徒は約1,500人で、そのうちフルタイムの学生は1,100人ほど。留学生は約10人で、現在はその約半分が日本人です。

日本人学生の数は、ハワイの他のコミュニティカレッジや語学学校と比べても、かなり少ないですね。私たちにとって留学生は“オハナ”、つまり家族のような存在です。

Q: 日本人留学生からはどのような質問、相談を受けることが多いですか?

一番多いのは、授業の履修プランの立て方についてですね。留学生の中には、カウアイ CC を卒業後、ハワイやアメリカ本土の4年制大学への編入を目指している人もいれば、2年間でできるだけたくさんのことを吸収して日本に帰国したいという人もいます。アカデミックプランの専任カウンセラーもいますが、ハワイに来ていきなりカウンセリングを受けるのも難しいと思うので、初めは私が相談にのり、生徒それぞれの希望に合ったアドバイスをしています。

その他、いわゆるカルチャーショックやホームシック、ホストファミリーとのコミュニケーションなどの相談もありますよ。私たちも留学生が参加できるイベントを定期的に開催するなど、相談しやすい場作りも心掛けています。留学生の人数が少ないので、他校と比較してもかなり手厚いサポートできる環境が整っていると思います。

Q: 日本人の生徒は、どのような目的で留学しているケースが多いですか?

どうしても2年間で英語を上達させたいから日本人が少ない学校を選んだ、とか、2年後にアメリカの4年制大学に編入すると親と約束してきた、とか、カウアイ CC の日本人留学生は、目的がはっきりしている生徒が多いですね。日本でずっと習っているフラの技術をさらに深めたい、という生徒もいます。

Q: 留学生に人気の学科を教えて下さい。

Hospitality & Tourism(観光学)、Creative Media(クリエイティブメディア)、Hawaiian Studies(ハワイ学)です。修了後はOPT という職業訓練制度を利用して、ハワイやアメリカ本土で働くこともできます。過去には現地の観光会社やバス会社、ディズニーなどで OPT をした生徒もいました。

Q: 滞在方法はどのような方法がありますか?

日本人留学生は初めはほぼ全員がホームステイで、そのまま2年間同じファミリーに滞在する生徒もいれば、途中からローカルの生徒と一緒に一軒家を借りてルームシェアをする生徒もいます。学校ではファミリーのあっせんは行っていませんが、ウェブサイトなどでホームステイ手配会社についての情報提供を行っているので、生徒はそこから自分でファミリーを選びます。

とは言え、ホームステイ手配会社のコーディネーターは、私たちもよく知っている人たちですし、ファミリーの多くは以前にも当校の生徒を受け入れた経験があったり、学校スタッフの顔見知りだったり、まったく知らない家庭ということはまずありません。

ファミリーの多くはカレッジ付近の住宅街に住んでいるので、通学も便利。たいていはバスで5分とか自転車で10分、15分位です。ちなみに、バスは郡営で、カレッジの ID があれば、運賃は無料。本数は少ないのですが、時間は正確です。

Q:家賃の相場を教えて下さい。

ホームステイの場合は、月1,200ドル~1,300ドル、一軒家を数人で借りるシェアハウスの場合は、一人当たりの家賃が月700ドル~800ドル位です。

Q:病院は近くにありますか?

大学の近くに大きな病院や24時間対応の救急病院がありますし、オンラインでの日本語通訳サービスが利用できる病院もあります。

Q: 携帯電話事情について、教えて下さい。

日本から持ってきた携帯の SIM を入れ替えて使っている生徒が多いです。カウアイ島では、“Verizon” というキャリアがどこでもつながりやすく便利なので、SIM カードはこちらへ来てから契約する方がいいかもしれません。

Q: 放課後や週末の過ごし方を教えて下さい。

放課後はカレッジ近くのビーチ、週末はサーフィンやハイキングを楽しんでいます。車を持っていない留学生は、ローカルの生徒が乗せて行ってくれますよ。平日は、カレッジのすぐ近くにある学童保育所でボランティアをしている学生も多く、子供たちに日本語を教えたり、宿題を手伝ってあげたりしています。

Q: カウアイ島の治安はいかがでしょうか?

治安はとてもいいです。海外でよくある「一つ先の角を曲がると危ない地域がある」といったこともありませんし、街の人もすぐに顔見知りになるので安心感もあります。

でも日本と同じレベルの治安かと言うと、決してそうではありません。日本では小学生が学校から家まで歩いて帰るのが普通ですが、カウアイ島では子供は親が送り迎えをするのが当たり前。大人でも人気のない場所や夜の独り歩きは厳禁です。

Q: カウアイ島の魅力、カウアイ CC の魅力を教えて下さい。

雄大な自然はもちろん、ここで暮らしている人たちもカウアイ島の大きな魅力だと思います。カウアイ島の人たちを見ていて思うのは、とても自立心が強いということ。両親や祖父母が働いている家庭で育った人が多いからなのか、自分自身の力で問題を解決するたくましさがあって、その一方で、困っている人にはすぐ手を差し伸べてくれる優しさもある。私も7年住んでみて、本当にいいところだと改めて実感しているところです。

カウアイ CC は付属の ESL(外国人留学生向けの英語集中コース)がなく、英検2級があれば、ローカルの学生と一緒に学部の授業を受けることができます。その分、英語も早く上達しますし、ローカルの友だちもたくさんできます。授業も課外活動も、留学生だけでかたまっているという光景は、ここでは見たことがありません。講師1人あたりの学生数が16人と、ハワイ大学系列のカレッジ中最も少ないことも、留学生にとっては大きな魅力ではないでしょうか。

ハワイ留学カウンセラーより一言

この日 Kyoko さんが見せてくださったのが、日本人留学生が自主制作したというカウアイ CC の日本語パンフレット。

日本人留学生にカウアイ CC の良さを知ってもらいたい! という思いが詰まった、素敵なパンフレットでした。

お話を伺っていて感じたのは、留学生と学校のスタッフ、地元学生の距離の近さです。留学生活は英語力だけでなく、自主性を養う上でも最高の機会ですが、何か不安に感じることがあったとき、話を聞いてくれる人たちがそばにいるというのは、とても心強いのではないでしょうか。

Kyoko さん、ありがとうございました!

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