【2024年】 ハワイのチップ、若干相場アップ? 金額の目安は?
- Posted By Mako
-
- Posted By Mako
ハワイへ行くと、多くの日本人の頭を悩ませるのがチップ。
チップは義務ではなく、いつ、いくら支払うかは、あくまでもその人次第……とは言っても、滞在先の清掃係やレストランのウェイター、送迎ドライバーといった仕事では、チップが重要な収入源であり、チップをもらうことを前提に基本給が低く設定されていることもあります。「チップを払わなかったら、嫌な顔をされた」という話も、そういった事情を聞けば納得です。
チップについては、現地の人たちの中でも考え方が異なるところですが、個人的には、チップは「アメリカの文化の一つ」と考え、よほどひどい対応をされたということでもなければ、チップは支払うものだと思っています。
目次
いつ・いくら支払う? チップのマナー
「チップの支払いが必要な場面」と聞いて、まず思いつくのは、タクシーやベッドメイキングではないでしょうか?
下記は、日本人観光客の多くが旅行中に体験する、チップ支払いの場面と、それぞれの金額の目安です。
- レストランのウェイター
⇒ 料金の 15-20% をテーブルに置く(現金の場合)かレシートに自分で加算した金額をクレジットカードで支払う(高級レストランならば 20%~25% の場合も) - タクシーのドライバー
⇒ 運賃の 15-20% + スーツケースや大きなバッグ 1個 につき $1 を降車時にドライバーに手渡す - Uber のドライバー
⇒ 運賃の 15-20% + スーツケースや大きなバッグ 1個 につき $1 を降車後、アプリ経由で支払う - ホテルのベッドメイキング
⇒ 毎朝 ベッド1台につき$2~3 を枕元やベッドサイドテーブルに置く(高級ホテルやスイートならば多めに支払う)
※ Airbnb、バケーションレンタルなど、自分で部屋の清掃やベッドメイクをする滞在先は、チップは不要 - 空港やレンタカーオフィス、送迎用シャトルバスのドライバー
⇒ スーツケースや大きな 「バッグ 1個 につき $1 」を降車時にドライバーに手渡す
Uber のチップはアプリで支払う / 2024年追記
Uber のチップは、降車後にアプリから支払うので、タクシーのように「チップを渡さねば!」という焦り(ありますよね?)のようなものはありませんでした。後からの支払いだと「ま、いいか?」と思ったり、忘れたり、結局支払わない人も増えそうにも思えます。
実際、アメリカの調査によると、Uber 乗車後はチップを支払わない人もかなりいるようですが、私個人は運賃の 15% 程度のチップは毎回支払っています。
飲食店のチップ 若干相場アップ? / 2024年追記
レストランの場合、チップはお会計時に支払います。
ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、基本的にハワイの飲食店での会計方法は下記の「2択」で、チップの要否は支払い方法により異なります。
- ファストフードやフードコートのような「カウンターでの先払い」・・チップ不要
- 食事後、テーブルにウェイターを呼んで支払う「テーブルでの後払い」・・チップが必要
日本の飲食店のような「食事後レジで後払い」というレストランは、ほぼありません。
ファストフードやフードコートなどカウンター払いの場合は、チップは不要です(ただし、バーカウンターの場合は支払うのが一般的。詳しくは下の「チップの支払いが当たり前とされる場面と、金額の目安」をご覧下さい)。
テーブルでの後払いの場合は、基本的にチップの支払いが必要です。ウェイターが持ってくる伝票には、“Tip” あるいは ”Gratuity” , “Service Fee” といった言葉とともにチップの目安の金額が記載されているので、それを見て自分で金額を決め、支払いましょう。
2024年は 18% がミニマムになっているお店が増えていた
下記は2014年のレシートで最低金額が料金の 15% からになっていますが、2024年は 18% がミニマムになっているお店が増えていたように思います。ただし、ミニマム 18% と書いてあるお店では絶対に 18% 以上支払わなければいけない、という言う訳ではなく、自分で 15% の金額を計算してチップとしても問題ありません。
チップの支払い 実はこんな場面でも
下記は、日本人にはあまりはなじみがないものの、チップの支払いが当たり前とされる場面と、金額の目安です。
- ピザなどのデリバリー
⇒ 代金の 15~20% - ヘアサロン、マッサージサロン、ネイルサロンなど
⇒ 施術料の 15~20% - カウンターで1杯ずつ頼むバー
⇒ 1杯ごとに $1~2
ちなみに、チップの話からは外れますが、アメリカで飲酒が認められるのは、21歳から。バーでもショップでも年齢確認をされることがあります。
バレットパーキング/バレーパーキングは チップが必要
Valetparking(バレットパーキング/バレーパーキング) とは、自分自身で運転して駐車する Self-parking( セルフパーキング) と違い、メインエントランスなどで係員に鍵を預け、車を出し入れしてもらうシステムです。
チップが必要なのは、このうち Valet parking のみ。金額はホテルやレストランのグレードに応じて、$3~5 が相場です。
いつチップを渡すかについてはアメリカ人の間でも意見が分かれるようですが、一般的には車を出庫するときだけで OK とされています。鍵を預けたときにもらう引き換え券を渡すと、係員がエントランスまで車を運転してくるので、車に乗り込む際にさり気なく渡すとスマートです。なお、Free Valet Parking の表示がある場合、駐車料金は無料になりますが、チップは支払うのが一般的 です。
レストランやルームサービスの伝票に Tip included とあったら?
レストランのテーブル払いもらう伝票に TIP included と記載がある場合は、料金に既にチップが含まれています。
表記は
- Tip included
- Gratuity included
- Service charge included
と書いてあったり、明細の部分に、Gratuity、Service Charge として合計額に加算されていたり、パターンは色々ですが、いずれにしても、これらの場合はチップの支払いは不要です。
ホテルのルームサービスで食べ物や飲み物を頼む ” in room dining ” の場合は、メニューをチェックして サービス料 = チップ が料金に含まれているかを、確認しましょう。ハワイのリゾートホテルでは、ルームサービスの費用にチップを含めているところが大半です。
例えば、シェラトンワイキキの ルームサービスメニュー には、
A 20% service charge (plus taxes) and a $5 delivery charge will be added to your bill.
(20% のサービスチャージ + 税、$5 の配達料が料金に加算されます)
と書いてあります。
もし、このような表記が見当たらない場合は、料理や飲み物を運んできてくれたスタッフに代金の 15〜20% を手渡ししましょう。
ちなみに、下の写真は、今回の滞在中に朝食をとったホテルでもらった伝票です。
少し見づらいのですが、Gratuity is not included.(チップは含まれていません)という但し書きがあります。
こういった場合も、基本的にはチップの支払いが必要です。
カフェの ”Tip Jar” は小銭を入れてもOK
オプショナルツアーに参加するとよく見かけるチップ用の缶や箱は Tip Jar と呼ばれています。
ツアー終了間際になると、ガイドからやんわりチップの支払いを催促されることも。ここでのチップももちろん義務ではありませんが、アメリカ人の参加者の多くは「楽しい時間をすごさせてもらった」ことへの対価として、チップを支払うようです。
Tip Jar はファストフード店やコーヒーショップのレジなどでも見かけることがありますが、これも支払いはまったくの自由。通常、小銭でのチップの支払いは失礼にあたるとされますが、こういったお店での Tip Jar は、お釣りの小銭を入れても問題ありません。