ハワイ留学に必要なのは 学生ビザ? それとも ESTA (エスタ)?
- Posted By Takako
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アメリカに入国する際の必須アイテムは、チケットとパスポート……だけではありません。
目次
90日以上、週18時間以上の留学には 「学生ビザ」が必要です
アメリカに留学を目的として入国する場合で、下記のどちらか、もしくは両方に該当する人は、「学生ビザ」を取得しなければなりません。学生ビザには語学学校やコミュニティカレッジ、大学、大学院などへ通うための「F-1 ビザ」と、専門学校や職業訓練プログラムへ通うための「M-1 ビザ」があります。
- 通学期間も含めた米国滞在日数が、90日を超える
- 週18時間以上のプログラム(フルタイム)を受講する
ビザの申請準備は 出発の3カ月前~
「ビザ」について、辞書ではこんな風に説明されています。
海外旅行者のため、入国希望国の駐在領事が、旅券を確かめて正当な理由と資格があって旅行するものであることを証明する裏書き。滞在期間の短い旅行などの場合は、これを必要としない国が多い。入国査証。査証。
ビザは、プログラム開始の120日前から、発行することができます。申請に必要な期間は一概には言えませんが、最低3カ月は見ておきたいところ。ビザを取得するためには、アメリカ大使館/領事館での面接が必要ですし、面接までには学校の I-20※ や銀行の残高証明書といった書類を揃えなければなりません。さらに、入学許可証をもらうためには学校に願書を提出する必要がある上、「願書の記載内容に不備があり再提出になってしまった」「I-20がなかなか届かない」といったハプニングも起こり得ます。ビザ申請の繁忙期と言われる夏期(6 月、7 月、8 月)や、アメリカの郵便が混み合うクリスマスシーズンは、予想よりも申請手続きが大幅に遅れることもあるので、特に注意が必要です。なお、ビザ発給後、米国への入国は、I-20 に記載された学校開始日の30 日前から可能です。
※ I-20とは……
アメリカ政府から認可を受けた学校が留学生に交付する「入学許可証」のこと。学生ビザ(F-1、M-1)を申請する際には、必ずI-20を取得します。ビザとは違い、発行可能時期は学校により規定が異なります。
面接後、パスポートはすぐには戻ってこない
晴れてビザが許可されると、パスポートは大使館/領事館が一旦預かり、後日ビザ付きのパスポートが自宅など事前に指定した場所に送られてきます。つまり、ビザ面接後は1週間~数週間、手元にパスポートがない状態になる、ということ。ビザ面接の前後に海外旅行に行く場合は、注意が必要です。
出発日が近い場合は エージェントや代行業者への依頼がおすすめ!
ビザは個人でも申請できますが、手続き方法を間違えると、思わぬ時間のロスにつながります。希望出発日までの期間が短い場合は、留学エージェントや代行業者に依頼するのがお勧めです。
学生ビザ取得にかかる費用
学生ビザ申請料 $185
SEVIS費用※ $350
※ SEVIS(Student and Exchange Visitors Information System)とは……
2001年の同時多発テロ後、学生ビザで入国する留学生などの管理を強化するために、米国国土安全保障省が作ったオンラインシステム。システムを管理する費用はビザ申請者が負担し、その費用がビザ面接に先立って支払うSEVIS費用です。
短期留学に「学生ビザ」は不要 でも「ESTA」は必要です
週18 時間未満のプログラム(パートタイム)に参加する場合は、ビザ免除プログラム(VWP)での入国となります。学生ビザの申請は不要ですが、ESTA(電子渡航認証システム:Electronic System for Travel Authorization)の承認は受けなければなりません。ESTAで米国に入学した場合、滞在期間は90 日以下に限定されます。
ESTA申請はオンラインで
申請は専用のウェブサイトから行います。
ESTAウェブサイト:https://esta.cbp.dhs.gov/esta/
ESTA申請 ここに注意!
- 申請は出発の72時間前までに済ませましょう。ESTAの認証が得られていない場合、入国拒否となる場合があります。
- ウェブサイトは、日本語表示も選択可能。ただし、入力はすべて英語です。
- 申請の際は、自身の滞在期間中有効なパスポートが必要です。
- 申請料は$21。クレジットカードやペイパル、デビットカードで支払います。
ESTAの有効期限
ESTA の有効期限は、2 年間です。前回の米国渡航から2年経ってない場合は、重ねて申請する必要はありません。ただし、登録したパスポートの有効期限が切れた場合、結婚して名字が変わった場合は、前回の渡航から2年以内であってもESTA を再申請して下さい。